◆介護現場ですぐ使える◆ 入浴拒否されて困っている介護職員の皆さんへ。入浴へお誘いするポイントを4つご紹介!

介護の現場で、毎回、利用者に入浴を拒まれて困っている。どうしたら、入ってくれるの?

介護職員の方の中にはこんなお悩みを抱えている方がいらっしゃるのではないでしょうか?

すんなりお誘いの声がけを受け入れてくれたらどんなに良いだろうか・・・。

介護のお仕事を頑張っている職員の皆さんは、すでにお誘いする声がけを工夫するなど試行錯誤されていることと思います。

同じ利用者の方でも日によって気分や体調が違い、昨日は成功した声がけの方法が今日はうまくいかなかったり、一筋縄ではいかないと感じている方は多いのではないでしょうか?

そんな、どうしたら入浴してもらえるか悩んでいる介護職員の方に向けて、

◆この記事でわかること◆ 
 
入浴へお誘いする際の声がけのポイントを詳しくご紹介したいと思います。

介護職の業務の中に入浴介助というものがあります。

それは、名前の通り入浴のお手伝いをすることを指します。身体と心の健康の為に入浴して気持ちよく過ごして頂きたいというのが、介護の職員の皆さんの本音です。しかし、気分がのらなかったり、何かしらの理由があって入浴を拒まれる利用者の方は時々いらっしゃいます。

その日だけ入浴しないというだけならば良いのですが、お誘いするたび毎回入浴を拒む方の場合、長期間入浴することができない状態になってしまうため、職員の気が付かないうちに褥瘡ができていたり、発疹ができていたり、利用者の変化に気がつくことができず、医療の治療を開始するには遅くなってしまう場合があります。どうにか、定期的に入浴してもらいたいというのが本音です。

ここからは、入浴のお誘いをする際の押さえておきたいポイントを4つご紹介!

①性別によって職員配置を考慮する

女性の利用者の場合、異性の介護職員に裸を見られたくないという羞恥心から、男性職員に担当してほしくないとおっしゃられることがあります。利用者の方の気持ちに寄り添い、気持ちよく入浴して頂く配慮が必要ですね。

また、上記とは反対に男性の利用者が女性の介護職員に対応してほしいという場合もあります。

その為、少ない職員数でシフト調整が大変なところですが、性別に配慮した上で、職員配置を決めるとスムーズに入浴のお手伝いができるかもしれません。

④なぜ、入浴したくないのか理由を探る

入浴を拒否する方には、拒否する理由が何かしらあります。立ち上がることが面倒、どこに連れて行かれるか分からなくて不安に感じている、他人に裸を見られることが恥ずかしいなど、その利用者の方によって理由は異なります。

利用者とコミュニケーションを取ったり、様子観察をしながら理由を探りましょう。直接ご本人に理由を聞いてみることも一つの方法です。

立ち上がることが面倒であれば、トイレに立ったタイミングでお声をかけたり、立ち上がったり、歩行の際に、膝など身体に痛みが出るからという理由であれば、立ち上がりのお手伝いをしたり、歩行のお手伝いをする配慮が必要です。また、どこに連れて行かれるか分からず不安を持っている利用者の方に対しては、コミュニケーションを多く取り、介助する職員との信頼関係が築けてから、説明をじっくり行い不安を取り除いながら入浴して頂く。

他人に裸を見られることが恥ずかしいということが理由なのであれば、羞恥心に配慮し、他者に裸が見えないようにブラインドをつけて対応するなど配慮すると良いでしょう。このように入浴したくない個々の理由に沿った配慮が必要です。

③決して、入浴を無理強いしてはいけない

当たり前のことを言っているようですが、利用者に対して無理に入浴を強要してはいけません。なぜなら、認知症の方の場合は入浴を強要されたその時の記憶は残らなくても、強要された嫌な感情は心の中に残ってしまい、入浴拒否がさらに悪化してしまう悪循環になってしまうからです。その為、利用者が嫌な感情を持たず、気持ちよく入浴してもらえるよう誘い方に工夫をこらす必要があります。

④よく入浴拒否する利用者に対して”お風呂”というワードは使わない。

入浴拒否をする方の中には、”お風呂”という言葉を聞いただけで、拒否反応を示す方がいらっしゃるため、”お風呂”というワードは使わず、お誘いする必要があります。『お風呂に入りましょう』と真正面からいくより、自然に入浴へ持っていく方法を模索する必要があります。

⑤まとめ

この記事では、入浴介助の時にお誘いの声がけをする際のポイントを4つに分けてご紹介させて頂きました。少しでも参考になりましたでしょうか?

正直、今回ご紹介したポイントを考慮しても入浴してくださらない利用者は実際にいらっしゃいます。ポイントを踏まえても入浴してくれない場合どうしたら良いのか・・・次の記事では、実際に成功したケースを具体的に次の記事でご紹介したいと思います。よかったら、ご参考にそちらもご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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